手術当日 EP1 医療保険入っていれば…

 

手術当日は朝から痰を防ぐため喫煙は不可、水も飲めない。どうしてものどが渇いた場合は、うがいは可。手術後にむくみが出るので、指輪等は外しておく。朝は腸を空にする為、処方された座薬を入れる。前日の下剤と当日の座薬で、それなりに排便はできたと思う。

 

手術は、外来の診察が終了した19時頃の予定。11:00くらいに来院するように言われたので、指示通りに病院へ到着。受付で入院預かり金50,000円を支払う。

 

ほどなくして胸と腰のレントゲン撮影、希望していた病棟の個室へ移動。差額ベット代6,000円/日。特約のついた医療保険でも入っていればよかったが…。う~ん、もったいない気もするが、手術なんて滅多にすることはないだろうからまあ~いいか。

 

病室に到着。院内感染防止の為、タオルや歯ブラシやコップ、スリッパや寝巻きなど、持ち込みは不可。持ち込み不可のものは病院で購入。

 

コップ、歯ブラシ、歯磨き粉、箱ティッシュ、お箸、スリッパ一式で3,000円。う~ん、かなり割高!タオルと病衣とお絞りは別で、さらに約1,800円/日。

 

そして、さらに手術に際してT字帯(ふんどしみたいなもの)360円と腹帯(マジックテープのついた腰ベルトのようなもの)1,140円を購入。そして、浮腫み防止の弾性ストッキング2,160円をさらに購入。弾性ストッキングはピタピタにきついので、看護師二人掛かりで引っ張りながら履かせてもらう。

 

これらは、買わないわけにはいかないので、やむを得ないですね。細かい出費ですが、それなりな額になってしまいました。

 

 

一通り準備が整って、点滴2本と浣腸。朝に排便しているので、浣腸された液体をそのままトイレで排泄した感じ。便が出ている感じはなかった。あとは、手術を待つばかり。

 

17:00

病室で簡単なイラストが書いてある、説明書及び同意書を見ながら、鼠径ヘルニア根治術について、執刀医から手術の説明を受ける。

 

この時、執刀医と立会者(看護師)、私と妻の4人で話を聞く。

 

執刀医執刀医

「この絵のメッシュプラグを装着します。手術が終わって暫くすれば普通に元の生活ができます。手術時間は1時間くらいを予定しています。」

 

説明が終わると、私と妻と執刀医と立会者(看護師)が説明書及び同意書に署名して、妻がコピーを受取る。看護師の指示で、先ほど購入したT字帯(ふんどしみたいなもの)を自分で装着する。

 

18:10

手術室へ徒歩で移動。看護師に促されて、自分でストレッチャーに横になる。左肩に筋肉注射。

 

看護師看護師

「筋肉注射なので、少し痛いですよ。」

 

腸の動きを止めるらしい。それほど強い痛みは感じなかった。麻酔科医が傍に来て挨拶。執刀医から名前と生年月日の確認。

 

執刀医執刀医

「寝てる間に終わりますからね。」

 

全身麻酔。酸素マスクみたいなものを付けられる。

 

執刀医執刀医

「ガスを入れますね。」

 

と言われて、程なくして意識が遠のいていく。